本日も、マイスピーのバージョンアップを行いました。

今回のアップデートで、
外部SMTPサーバーから配信する機能を追加しました。

この機能は、以前からご要望が多かったのですが、

まず、「外部SMTPサーバー」とは、

例えば、
普段、ご自身のパソコンのメールソフト(メーラー)から
接続してメール送受信しているメールサーバーがその1つです。

独自ドメインのメールを取得したときに設定したレンタルサーバー(もしくは自社サーバー)や、
gmailやYahoo!メールなどの各メールプロバイダもそうですね。

通常、マイスピーでは、これらのメールサーバーを使わずに、
独自にマイスピー自身がメールサーバーとして配信を行っていますが、
これらの外部のメールサーバーを使って配信することもできるようになりました。

マイスピー単独での配信も、到達率は高いのですが、
普段使用しているメールサーバーから配信したほうが
メールが届きやすい場合があります。
(もちろん、その逆もありますが。)

そのために、どうしても届かせたいメールは、
マイスピー独自の配信と、
普段使用しているメールサーバーからの配信を
併用することで(再送するなど)、
より到達率を高めることができます。

なお、外部のSMTPサーバーの指定は、
全シナリオ共通で指定することもできますし、
シナリオ単位で指定することもできるようになっています。

シナリオ毎に指定する場合は、
シナリオ管理メニューの
「外部SMTP経由配信設定」
から設定ができます。

全シナリオ共通で外部SMTPサーバーを指定する場合は、
「個人設定:メール共通設定」
の「外部SMTP設定」タブ
から設定ができます。

さらに、この画面を見ていただくとわかるように、
宛先のドメイン毎に分けて設定ができるようになっています。

■設定例1:携帯に送る場合

例えば、
携帯のアドレスに送るときだけは、
自分が保有している携帯のアドレス(i.softbank.jpのアカウント)
を経由して配信する、
ということも可能です。

特に携帯のメールアドレスの場合、
送信者が携帯のメールアドレスになっている場合だけしか
メールフィルタの設定で、
受信しない設定にしている人も結構な割合でいますので、
こういった設定をすることで、
到達率を向上させることも可能です。

■設定例2:gmailのアドレスからgmailに送る場合

通常、メールの差出人アドレスをgmailのアドレスにして、
gmail以外のメールサーバーからメールを送ると、

「このメッセージは次のアドレスから送信されたものではない可能性があります」

という表示が出てしまいます。

これを避けるために、
gmailのメールサーバーを指定して、gmailからメールを送ることができます。

※ただし、gmailのメールサーバーを使用して配信した場合、いくつか機能制限が出てきます。
 ・エラーメールがgmailのアドレスに返るようになるため、自動エラーメール処理が使えなくなります。
 ・差出人アドレスを別のアドレスに指定していた場合でも、使用したgmailのアドレスに書き換わって送信されます。

※レンタルサーバーやプロバイダのメールサーバーを使うときの注意
メールを大量に送れないようになっているところが多いため、
配信速度は、1分あたり10通程度を上限にして配信するようにしたほうがよさそうです。