こんにちは、MyASPマーケティング部のおさいです。

今回は、ChatGPTを使ってFacebook広告文を自動的に作成するテンプレート
使い方を紹介します。

ChatGPT Plus(GPT3.5)での自動文章作成イメージ

ChatGPTとは、かんたんに言うと
言葉で指示することで、いろいろな作業をやってくれる対話型AI」です。

このような対話型AIの登場は、社会全体に大きな変化をもたらしていることから、
インターネットの登場以来の革命的なできごと」だと言われています。

このような時代の転換点では、実際にその変化に触れて、体験してみることがたいせつです。ですので、とにもかくにも、まずは実際にChatGPTを使ってみて、そのすごさを感じていただきたいと思います。(こまかい説明は、後半でします)

ChatGPTを使うと、ものすごくいろいろなことができます。
その一例として、Facebook広告の文章を自動生成する方法を紹介します。
そのテンプレートをカスタマイズする方法や、ChatGPTをうまく使うテクニックも紹介します。

(※この記事の情報は2023年4月時点のものです。また、わかりやすさを優先しているため、厳密ではない説明になっているところもあります)

ChatGPT Plusの利用手順

この記事では、ChatGPTの有料版であるChatGPT Plus(チャットジーピーティープラス) を利用することを前提としています。その理由は、無料版のChatGPTは性能が低く、できることが限られているため、この記事で紹介しているテンプレートがまともに動かないからです。

ChatGPTの真の実力を体験するためにも、有料版の ChatGPT Plus にアップグレードすることをおすすめします。

■ ChatGPT Plusの利用手順

  1. OpenAIのアカウントを作成する。(OpenAIはChatGPTの開発元)
    アカウントの作成方法については、くわしい解説記事がたくさんあります。
    ※Googleの検索結果にリンクします
  2. OpenAIのアカウントにログインする。https://chat.openai.com/auth/login
  3. ChatGPTのサイトにアクセスする。https://chat.openai.com/
  4. 有料のChatGPT Plusにアップグレードする。
    申込み方法については、くわしい解説記事がたくさんあります。
    ※Googleの検索結果にリンクします
  5. ChatGPTの入力欄に指示を書いて、実行する。

ChatGPTでFacebook広告文を自動生成する方法

ChatGPT Plusにアップグレードできたら、さっそく、ChatGPTを使ってみましょう。
下の図は、ChatGPTの画面です。

■ ChatGPTの使い方

  1. ① のところで「GPT-3.5」を選択する。
  2. ② の入力欄に、ChatGPTに指示を出すための文章を入力する。
  3. ③ の紙飛行機のアイコンを押して実行する。
ChatGPT操作画面

ChatGPTに指示を出すための文章を「プロンプト」と言います。

下記の「Facebook広告文作成用プロンプト」は、文字どおり、ChatGPTにFacebook広告の文章を作ってもらうための指示をする文章です。
(ここでは例として「無農薬栽培のお米の広告」を作成するプロンプトにしています)

下記のプロンプトの文章(枠線のなかの文章)をコピーして、上の図の②の入力欄に貼り付けてから、③のアイコンを押して実行してみてください。(パソコンの場合は、Enterキーを押して実行することもできます)

すると、Facebook広告用の文章が自動的に3つ作成されます。

■ Facebook広告文作成用プロンプト
(プロンプト・テンプレート)

# 広告の目的
- メルマガ読者の獲得

# 広告の対象者
- 健康志向の強い人
- 自然食品への関心が高い人
- 環境保護を重視する人
- 家族の健康を大切にする主婦/主夫
- 子供や高齢者がいる家庭

# 商品情報
- 米
- コシヒカリ
- 無農薬

# 商品のセールスポイント
- 健康面への配慮: 無農薬のお米は、化学物質を含まないため、体に優しく、安心して食べられます。
- 環境保護: 無農薬栽培は、環境にやさしく、土壌汚染や水質汚染を防ぐ効果があります。
- 食の安全: 食品添加物や農薬の心配がなく、安全性が高いです。
- 子どもの成長に良い: 無農薬のお米は、成長期の子どもにも安心して食べさせることができます。
- 味が良い: 無農薬のお米は、風味や食感が良く、美味しいお米ができます。
- 持続可能な農業: 土壌の生態系を守り、持続可能な農業を実践しています。

# 広告媒体
- Facebook広告
- メインテキスト: 125文字以内
- 見出し: 27文字以内
- 説明: 27文字以内

# 申し込み特典
- 10%割引クーポン

# 前提条件
- あなたは、20年以上の仕事経験があるプロのコピーライターです。
- コンバージョン率の高い広告文を作成してください。

# 効果的な広告の条件: """
- 広告の対象者の明確化
広告文を作成する際、最も重要なのは広告の対象者を明確に特定することです。これにより、広告が響くように言葉や口調を選び、効果的なメッセージを伝えることができます。

- キャッチーな見出し
広告文の見出しは、読者の興味を引き付け、広告全体を読むきっかけを作る重要な要素です。キャッチーで印象的な見出しを作成し、広告の対象者の注意を引き寄せましょう。

- 独自のセールスポイント(USP)
競合他社と差別化するために、製品やサービスの独自のセールスポイント(USP)を強調することが重要です。これにより、消費者にあなたの製品が他の選択肢と比較してどのような利点があるかを明確に伝えることができます。

- 言葉の選択
広告文の言葉遣いは、広告の対象者に適したものであることが重要です。専門用語や業界用語を過度に使用せず、分かりやすく説明しましょう。また、説得力のある言葉や行動を促す語句を使い、消費者に行動を起こさせましょう。

- 限定性や緊急性を訴える
消費者に行動を起こさせるために、限定性や緊急性を訴えることが効果的です。特別な価格や期間限定であることを強調することで、消費者の購買意欲を高めることができます。

- 読みやすさと構成
広告文は、読みやすさや構成にも注意を払うことが重要です。短い文章や箇条書きを使用し、情報を整理して伝えましょう。これにより、消費者が広告文をスムーズに読み進め、メッセージを効果的に伝えることができます。

- 明確なコール・トゥ・アクション(CTA)
最後に、広告文には明確なコール・トゥ・アクション(CTA)が必要です。これにより、消費者に何をすべきかを示し、アクションを起こさせることができます。CTAは簡潔で分かりやすく、目立つ位置に配置しましょう。
"""


下記のプロセスを {作成する広告の個数} 回実行してください。
まず、ステップ・バイ・ステップで広告文の初稿を作成してください。

次に、ステップ・バイ・ステップで、その広告文の改善点を指摘して、その点を改善してください。

改善後の最終結果だけを出力してください。初稿の表示は不要です。改善ポイントの表示は不要です。改善履歴の表示は不要です。改善点の表示は不要です。途中経過の表示は不要です。

フォーマット: """
■ 広告文 {番号} (改善後)
- メインテキスト ({最大文字数}文字以内):
{メインテキスト}
- 見出し ({最大文字数}文字以内):
{見出し}
- 説明 ({最大文字数}文字以内):
{説明}
"""

[作成する広告の個数]: 3

下記は、上記のプロンプトを実行した場合の、ChatGPTの返答の一例です。
(※ChatGPTの返答の内容は、実行するたびに異なる内容になります)

クリックして拡大

■ 広告文 1 (改善後)

  • メインテキスト (125文字以内):
    自然な味わいのコシヒカリを、安心して食べたいあなたへ。化学物質を含まない無農薬のお米を、今すぐご購入いただけます。環境にも優しい持続可能な農業で、地球と健康に貢献しましょう。
  • 見出し (27文字以内):
    自然食品へのこだわり
  • 説明 (27文字以内):
    安全・安心・美味しい

■ 広告文 2 (改善後)

  • メインテキスト (125文字以内):
    あなたの大切な家族の健康に配慮した、無農薬のコシヒカリをお届けします。食品添加物や農薬の心配がなく、安全性が高いので、お子様や高齢者にも安心して召し上がっていただけます。さらに、10%割引クーポンもご用意しています。
  • 見出し (27文字以内):
    家族の健康にこだわる
  • 説明 (27文字以内):
    無農薬の安全な米

■ 広告文 3 (改善後)

  • メインテキスト (125文字以内):
    地球にやさしい持続可能な農業で育った、美味しい無農薬のコシヒカリをお届けします。環境保護と健康に配慮したお米は、お子様や高齢者の健康にも安心です。今なら10%割引クーポンをプレゼント中!
  • 見出し (27文字以内):
    環境と健康に貢献する
  • 説明 (27文字以内):
    無農薬の持続可能なコシヒカリ

プロンプト・テンプレートの使い方 (前半):条件設定

さきほどの「Facebook広告文作成用プロンプト」をテンプレートとして使うことで、
あなた自身のプロンプトを作ることができます。さきほどのプロンプトは、一例として
「無農薬栽培のお米の広告」を作る設定になっていましたが、その設定を書き換えることで、あなたのビジネスで使えるプロンプトになります。

さきほどのプロンプトのテンプレートは、前半部分と後半部分に分けられます。前半部分には、下記の項目が並んでいます。

  • 広告の目的
  • 広告の対象者
  • 商品情報
  • 商品のセールスポイント
  • 広告媒体
  • 申し込み特典
  • 前提条件
  • 効果的な広告の条件

これらの各項目は、広告を作成するうえでの条件を設定する項目です。これらの項目に情報を記入することで、「どのような広告を作ってほしいのか」を、ChatGPTに伝えます。
もとめている条件を明確に伝えることで、ChatGPTが作成する広告文の質が上がります

さきほどの「Facebook広告文作成用プロンプト」を、あなたのビジネスで使用するときは、上記の各項目を書き換えてご使用ください。もし不要な項目があれば、削除しても大丈夫です。

上記の各項目の説明は、下記のとおりです(あまり説明が必要ない項目は省いています)。

  • 広告媒体
    ひとつの広告のなかで複数の広告文が使用される場合があります。その場合は、それらの広告文の項目名と、最大文字数を記入してください。
  • 申し込み特典
    もし、申し込み特典が無い場合は、この項目を削除してください。
  • 前提条件
    • ChatGPTに「あなたはコピーライターです」と伝えると、その役割を演じてくれます。その状態で広告文を作成してもらうと、広告文の質が上がります。これは、ChatGPTにほかの作業をしてもらうときにも使えるテクニックです。
    • 「コンバージョン率の高い広告文を作成してください」というふうに、あなたが求めている結果を具体的に伝えることで、作成される広告文の質が上がります。
  • 効果的な広告の条件
    • この項目では、「効果的な広告をつくるための重要なポイント」を、ChatGPTに伝えています。それによって、効果的な広告文が作成されるようになります。
    • もし、ここに書かれていること以外に、あなたが重要だと思うポイントがあれば、それを追加していただいてもかまいません。また、あなたが不要だと思うポイントを削除したり、文章を修正していただいてもかまいません。
    • (※プロンプトのなかで、複数行をひとまとまりのものとしてあつかう場合は、その部分の最初と最後に「
      """
      」の記号を付けます(「
      """
      」の記号で囲みます)。「
      """
      」は「3つ連続した半角のダブルクォーテーション記号」です。)
  • 補足
    プロンプトのなかでは、下記のような表記法が使われます(マークダウン記法)。
    • 小見出しの前に「#」(ハッシュ記号) を付ける。
    • 箇条書きの項目の前に「-」(半角のマイナス記号) を付ける。(「-」ではなく、「*」(アスタリスク)を使ってもかまいません。「-」も、「*」も、どちらも同じように、箇条書きをあらわす記号です。)

プロンプト・テンプレートの使い方 (後半):表示形式の設定

さきほどのプロンプトのテンプレートの後半部分は、下記の部分です。
ここには、「ChatGPTに実行してもらう具体的な作業内容」が書かれています。

プロンプトの前半部分にある条件設定にもとづいて、
後半部分の作業をしてもらう、というかんじです。

下記のプロセスを {作成する広告の個数} 回実行してください。
まず、ステップ・バイ・ステップで広告文の初稿を作成してください。

次に、ステップ・バイ・ステップで、その広告文の改善点を指摘して、その点を改善してください。

改善後の最終結果だけを出力してください。初稿の表示は不要です。改善ポイントの表示は不要です。改善履歴の表示は不要です。改善点の表示は不要です。途中経過の表示は不要です。

フォーマット: """
■ 広告文 {番号} (改善後)
- メインテキスト ({最大文字数}文字以内):
{メインテキスト}
- 見出し ({最大文字数}文字以内):
{見出し}
- 説明 ({最大文字数}文字以内):
{説明}
"""

[作成する広告の個数]: 3

後半部分のプロンプトの重要ポイントは、下記のとおりです。

  • 「ステップ・バイ・ステップで」実行してもらう
    ChatGPTに作業してもらうときに、「ステップ・バイ・ステップで実行してください」というような言葉を入れると、作業の精度が高まります。
  • 結果だけを表示させる。
    このプロンプトでは、広告文を改善したあとの、最終的な結果だけを表示してもらうようにしています。そのため、そこにいたるまでの過程や、改善した点、補足説明などは表示させないように指示しています。
  • 「フォーマット」で表示形式を指定する。
    • ChatGPTが返答するときは、「フォーマット」と書かれているところの形式に沿ったかたちで返答してくれます。もし、ChatGPTの返答の文章の形式を変えたい場合は、「フォーマット」のところに書かれている文章を変更してください。
    • ※注:「フォーマット」のところで指定した形式とは異なる形式の返答が返ってくる場合もあります。その理由は、ChatGPTの返答は常に一定ではなく、「ゆらぎ」があるからです。(最新版のGPT4は、旧版のGPT3.5よりも、指定した形式のとおりに返答する確率が高いです)。
  • """
    」:複数行をひとまとまりとしてあつかう。
    このプロンプトのなかの、「フォーマット」の項目の内容が書かれているところの最初と最後には、「
    """
    」の記号が付いています(「
    """
    」の記号で囲まれています)。これは、複数行をひとまとまりのものとしてあつかうことができるやり方です。「
    """
    」は「3つ連続した半角のダブルクォーテーション記号」です。
  • {}(波括弧):補完・置き換え。
    • 「{}」(波括弧)で囲ったところは、文脈に沿った言葉や文章になるように、ChatGPTが自動的に補完したり、置き換えたりしてくれます。たとえば、置き換えについては、「{最大文字数}」の部分は、このプロンプトの前半の「条件設定」のところで設定した、3つの広告文(「メインテキスト」「見出し」「説明」)のそれぞれの最大文字数の数字に置き換えられます。
    • ※注:「{}」を利用した補完や置き換えは、うまくいかない場合もあります。(最新版のGPT4は、旧版のGPT3.5よりも、こちらの意図したとおりに補完や置き換えをしてくれる確率が高いです)。
  • 最大文字数を守ってもらう。
    GPT3.5では、広告文の最大文字数が守られないことがしばしばあります。その対策として、結果が表示されるときに、それぞれの広告文の項目名の横に、最大文字数を表示させるようにしています。こうすることで、最大文字数を守ってもらえる確率が上がります。これは、「ChatGPTに前提条件となる文言を表示させると、それに従った行動をとる確率が上がる」という特性を利用したテクニックです。
  • 作成する広告の個数を指定する。
    作成する広告文の数を増減させたいときは、プロンプトの一番最後のところにある、「[作成する広告の個数]」の項目の右にある数字を書き換えてください。

広告文の改善過程を表示する場合のプロンプト

ChatGPT操作画面

さきほどの「Facebook広告文作成用プロンプト」は、広告文を改善したあとの結果だけを表示させるプロンプトでした。もし、広告文のどこをどんなふうに改善したのか見てみたいときは、下記のプロンプトを実行してみてください。

下記のプロンプトは、さきほどのプロンプトとほとんど同じ文章です。ですが、後半部分表示方法を指定するところが、すこし異なります。それによって、広告文が改善されていく過程も表示されるようにしています。

(※ChatGPTからの返答の文章が長くなると、返答の文章が途中で途切れてしまうことがあります。そんなときは、入力欄に「つづき」と書いて実行すると、返答の文章の続きを表示してくれます)

# 広告の目的
- メルマガ読者の獲得

# 広告の対象者
- 健康志向の強い人
- 自然食品への関心が高い人
- 環境保護を重視する人
- 家族の健康を大切にする主婦/主夫
- 子供や高齢者がいる家庭

# 商品情報
- 米
- コシヒカリ
- 無農薬

# 商品のセールスポイント
- 健康面への配慮: 無農薬のお米は、化学物質を含まないため、体に優しく、安心して食べられます。
- 環境保護: 無農薬栽培は、環境にやさしく、土壌汚染や水質汚染を防ぐ効果があります。
- 食の安全: 食品添加物や農薬の心配がなく、安全性が高いです。
- 子どもの成長に良い: 無農薬のお米は、成長期の子どもにも安心して食べさせることができます。
- 味が良い: 無農薬のお米は、風味や食感が良く、美味しいお米ができます。
- 持続可能な農業: 土壌の生態系を守り、持続可能な農業を実践しています。

# 広告媒体
- Facebook広告
- メインテキスト: 125文字以内
- 見出し: 27文字以内
- 説明: 27文字以内

# 申し込み特典
- 10%割引クーポン

# 前提条件
- あなたは、20年以上の仕事経験があるプロのコピーライターです。
- コンバージョン率の高い広告文を作成してください。

# 効果的な広告の条件: """
- 広告の対象者の明確化
広告文を作成する際、最も重要なのは広告の対象者を明確に特定することです。これにより、広告が響くように言葉や口調を選び、効果的なメッセージを伝えることができます。

- キャッチーな見出し
広告文の見出しは、読者の興味を引き付け、広告全体を読むきっかけを作る重要な要素です。キャッチーで印象的な見出しを作成し、広告の対象者の注意を引き寄せましょう。

- 独自のセールスポイント(USP)
競合他社と差別化するために、製品やサービスの独自のセールスポイント(USP)を強調することが重要です。これにより、消費者にあなたの製品が他の選択肢と比較してどのような利点があるかを明確に伝えることができます。

- 言葉の選択
広告文の言葉遣いは、広告の対象者に適したものであることが重要です。専門用語や業界用語を過度に使用せず、分かりやすく説明しましょう。また、説得力のある言葉や行動を促す語句を使い、消費者に行動を起こさせましょう。

- 限定性や緊急性を訴える
消費者に行動を起こさせるために、限定性や緊急性を訴えることが効果的です。特別な価格や期間限定であることを強調することで、消費者の購買意欲を高めることができます。

- 読みやすさと構成
広告文は、読みやすさや構成にも注意を払うことが重要です。短い文章や箇条書きを使用し、情報を整理して伝えましょう。これにより、消費者が広告文をスムーズに読み進め、メッセージを効果的に伝えることができます。

- 明確なコール・トゥ・アクション(CTA)
最後に、広告文には明確なコール・トゥ・アクション(CTA)が必要です。これにより、消費者に何をすべきかを示し、アクションを起こさせることができます。CTAは簡潔で分かりやすく、目立つ位置に配置しましょう。
"""


下記のプロセスを {作成する広告の個数} 回実行してください。
まず、ステップ・バイ・ステップで広告文の初稿を作成してください。

フォーマット: """
■ 広告文 {番号}(初稿)
- メインテキスト ({最大文字数}文字以内):
{メインテキスト}
- 見出し ({最大文字数}文字以内):
{見出し}
- 説明 ({最大文字数}文字以内):
{説明}
"""

次に、ステップ・バイ・ステップで、その広告文の改善点を指摘して、その点を改善してください。

フォーマット: """
■ 改善 {回数} 回目

* 改善点
  - 

* 広告文 {番号}({回数} 回目の改善後)
  - メインテキスト ({最大文字数}文字以内):
    {メインテキスト}
  - 見出し ({最大文字数}文字以内):
    {見出し}
  - 説明 ({最大文字数}文字以内):
    {説明}

~~~~~~~~~~~~
"""

[作成する広告の個数]: 3

(※上記のプロンプトのなかの「~~~~~~~~~~~~」(波線)は、「区切り線」です。
複数の広告文を生成する際に、それぞれの広告文の区切りをわかりやすくするために、「波線」の記号を区切り線として使用しています)

下記は、上記のプロンプトを実行した場合の、ChatGPTの返答の一例です。
(※ChatGPTの返答の内容は、実行するたびに異なる内容になります)

クリックして拡大

■ 広告文 1(初稿)

  • メインテキスト (125文字以内):
    あなたの健康と環境を守る、無農薬のコシヒカリが新登場!家族の健康を大切にする主婦/主夫や、子供や高齢者がいる家庭におすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    無農薬で安心、健康に良いコシヒカリ
  • 説明 (27文字以内):
    新鮮な味わい、10%割引クーポン

■ 改善 1 回目

  • 改善点
  • 見出しと説明の内容がメインテキストと重複している。
  • 広告文 1(1回目の改善後)
  • メインテキスト (125文字以内):
    あなたの健康と環境を守る、無農薬のコシヒカリが新登場!家族の健康を大切にする主婦/主夫や、子供や高齢者がいる家庭におすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    環境と健康に優しいコシヒカリ
  • 説明 (27文字以内):
    新鮮な味わい、10%割引クーポン

~~~~~~~~~~~~

■ 広告文 2(初稿)

  • メインテキスト (125文字以内):
    無農薬のコシヒカリで健康と環境を守りましょう。自然食品に関心がある方や、環境保護を重視する方におすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    自然食品で健康になろう!
  • 説明 (27文字以内):
    環境保護もできる、10%割引クーポン

■ 改善 1 回目

  • 改善点
  • メインテキストが長く、伝えたいポイントが多すぎる。
  • 広告文 2(1回目の改善後)
    メインテキスト (125文字以内):
    健康と環境を守る、自然なお米を。無農薬のコシヒカリは、食品添加物や農薬の心配がなく、安全性が高く、子どもや高齢者にもおすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    自然なお米で食生活を改善しよう!
  • 説明 (27文字以内):
    環境にやさしく、10%割引クーポン

~~~~~~~~~~~~

■ 広告文 3(初稿)

  • メインテキスト (125文字以内):
    新鮮な味わいと安全性が自慢の無農薬のコシヒカリ。健康志向の強い方や、自然食品への関心が高い方におすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    無農薬のコシヒカリで健康的な食生活を
  • 説明 (27文字以内):
    安心の10%割引クーポン付き

■ 改善 1 回目

  • 改善点
  • メインテキストに独自性がなく、他社と差別化ができていない。
  • 広告文 3(1回目の改善後)
  • メインテキスト (125文字以内):
    自然な栽培で健康と環境を守る、無農薬のコシヒカリ。風味や食感も良く、家族の健康を大切にする主婦/主夫におすすめです。
  • 見出し (27文字以内):
    安心と美味しさが一緒になったコシヒカリ
  • 説明 (27文字以内):
    10%割引クーポンでお得に試してみよう

~~~~~~~~~~~~

以上のように、目的や対象者を明確にし、独自性のあるセールスポイントを強調することで、効果的な広告を作成することができます。また、改善点については、読みやすさや伝えたいポイントの絞り込みなど、具体的なアドバイスを行い、広告の改善につなげることが重要です。

3種類のChatGPTの比較表

ChatGPTには、下記の3つの種類があります。

  • GPT3.5 (旧版) (無料版)
  • GPT3.5 (旧版) (有料版:ChatGPT Plus)
  • GPT4 (最新版) (有料版:ChatGPT Plus)

(※「GPT3.5」や「GPT4」というのは、かんたんに言うと、ChatGPTの対話機能のバージョンのことです。数字が大きいもののほうが、新しくて高性能です。この対話機能のバージョンは複数あり、使用するバージョンを選べます)

(※ChatGPTには、無料版のGPT3.5と、有料版のGPT3.5があります。これらは、おなじGPT3.5でも実際には別物であり、性能に差があります)

上記の3種類の違いを、下記の比較表にまとめました。

ChatGPTの種類 GPT3.5 (無料版) GPT3.5 (有料版) GPT4
性能 小学生ぐらいのかしこさ (※1)(有料版のGPT3.5よりも性能が低い)。
日本語をあつかう能力が低い。
小学生ぐらいのかしこさ (※1)。
日本語をあつかう能力が低い。
大学生ぐらいのかしこさ (※1)。
日本語をあつかう能力が向上。
返答速度 遅い かなり速い 遅い
料金 無料 月額20ドル(約2,600円)(ChatGPT Plus) 月額20ドル(約2,600円)(ChatGPT Plus)
利用上限 無し 無し 3時間ごとに25回まで
GPT3.5 (無料版) GPT3.5 (有料版) GPT4
GPT3.5 (無料版) 小学生ぐらいのかしこさ (※1)(有料版のGPT3.5よりも性能が低い)。
日本語をあつかう能力が低い。
遅い 無料 無し
GPT3.5 (有料版) 小学生ぐらいのかしこさ (※1)。
日本語をあつかう能力が低い。
かなり速い 月額20ドル(約2,600円)(ChatGPT Plus) 無し
GPT4 大学生ぐらいのかしこさ (※1)。
日本語をあつかう能力が向上。
遅い 月額20ドル(約2,600円)(ChatGPT Plus) 3時間ごとに25回まで

無料版のGPT3.5は、返答の質が悪くて、返答速度も遅いのであまりおすすめできません。ですので、ChatGPTを使うなら、有料版であるChatGPT Plusアップグレードすることをおすすめします。

有料版のGPT3.5は、最新版ではないものの、返答の質が無料版よりも良く、返答速度がかなり速く、利用上限が無いので気軽に使えます。この記事では、「とにもかくにも、まず実際にChatGPTを使ってみる」ことを優先しているので、気軽に使えるGPT3.5を使う方法を紹介しています。

最新版のGPT4は、使用できる回数に上限があるので、気軽に使えるわけではありません。ですが、GPT4のほうが性能が高いので、できればGPT4を使うことをおすすめします。

GPT3.5は、こちらが意図しているとおりに動いてくれないときも多いです(有料版のGPT3.5でもそうです)。一方、GPT4では、かなりこちらの意図しているとおりに動いてくれるようになっています。

(もし、さきほどのプロンプト・テンプレートを、GPT3.5で実行したときのChatGPTの返答内容がイマイチだったときは、GPT4で実行することで、返答の質が上がる可能性があります)

この記事でChatGPTの概要をつかんだら、ぜひGPT4を使ってみてください。GPT4を使ってみることで、「インターネットの登場以来の革命的なできごと」と言われる対話型AIの真の実力を体験することができると思います。

今後、GPT4をうまく使うためのプロンプトエンジニアリングの手法なども紹介していく予定ですので、ご期待ください。(※プロンプトエンジニアリングとは、プロンプトの書き方を工夫することで、AIをうまく使うテクニックのことです)

また、ある意味、ChatGPTの上位版とも言える「Playground」(プレイグラウンド) というツールについても、のちのち紹介していきたいと思います。Playgroundを使うと、ChatGPTの機能をより便利に使うことができます。(Playgroundも、ChatGPTと同じように、OpenAIの公式ツールです)

(※1:GPT3とGPT4の違いについて、「GPT3の性能は小学生レベルで、GPT4は大学生レベル」(YouTube動画にリンクします)と表現されることもあります。この表現は、MIT(マサチューセッツ工科大)のメディアラボの元所長で、現在は千葉工業大学の変革センターの所長をされている、伊藤穰一さん(Joi Itoさん)のお言葉です)

ChatGPTをうまく使うコツ:ドラえもんとのび太の関係

ChatGPTのような対話型AIは、ものすごくいろいろなことをやってくれるので、とても便利です。

ですが、「全自動ではない」というところが重要です。一から十まですべてAIがやってくれるわけではありません。AIには意志が無いので、自発的に行動を起こすことは無く、判断をくだすこともできません。そのため、あなたがAIに指示を出して、やってほしいことを伝える必要があります。また、AIが生成した成果物はそのまま使えるわけではなく、あなたが取捨選択を判断したり、修正したりする必要があります。

ChatGPTを使って文章を作るときは、下記のような流れになります。(この流れは、ほかのAIツールを使って制作をするときも基本的に同じです)

  • あなた:指示を出す。
  • ChatGPT:原案を作る(たたき台、下書き、試作品、アイデア出しなど)。
  • あなた:原案を取捨選択、修正して、完成させる。
    (または、指示の出し方を変えて(プロンプトを修正して)、再度指示を出す)
    (または、作成された原案を、再度ChatGPTに修正してもらう)

どんなことでも、最初にもっともエネルギーが必要になります。文章作成であれば、最初に書きはじめるところが一番大変です。電車であれば、はじめに動き出すときにもっともエネルギーが必要になります。

ChatGPTは、その「最初の一歩を踏み出す」ところ、もっとも大変で、エネルギーが必要なところをあなたの代わりにやってくれます。

ChatGPTは、全自動で一から十までやってくれるわけではなく、完璧な完成品を作ってくれるわけでもありません。それでも、ChatGPTが「最初の一歩」をやってくれるだけで、あなたの負担は大幅に軽減されます。

そして、いったん原案(たたき台や、下書きなど)ができてしまえば、あとはそれを取捨選択したり、修正したりすることは比較的かんたんです。

このように、ChatGPTのような対話型AIは、あくまでもあなたを補助してくれる優秀なアシスタントです。そのような意識で利用することが、ChatGPTをうまく使うコツのひとつです。(実際、ほかの多くのAIツールも、補助役を意味する「アシスタント」や、「パートナー」、「コパイロット」(副操縦士)という言葉で呼ばれています)

ちなみに、台湾のデジタル担当大臣を務めたオードリー・タンさんは、「アシスタントとして人間を補助してくれるもの」という意味で、AIのことを「アシスティブ・インテリジェンス」(補助してくれる知能)と呼んでいます。また、そうしたAIを、「のび太を手助けしてくれる、ドラえもんのような存在」にたとえています。 ※上記リンクは別サイトにリンクします

たしかに、ドラえもんは手助けはしてくれますが、のび太の代わりになんでもやってくれるわけではありません。それとおなじように、AIは手助けはしてくれますが、あなたの代わりになんでもやってくれるわけではありません。

ドラえもんとのび太の関係のように、AIに手助けしてもらいながら協力してやっていくことが、AIとのうまい付き合い方と言えるでしょう。

Facebookリード獲得広告とステップメールを連携させる方法

ここまで、Facebook広告文の作成を自動化する方法をお話してきましたが、Facebook広告といえば、リード獲得広告がおすすめです。

Facebookのリード獲得広告をつかうと、Facebook上だけでメルマガ登録が完了します。
そのため、広告から登録ページへ移動する途中で離脱されてしまうことがありません。
それによって登録率が上がり、広告の費用対効果が高くなります。

また、リード獲得広告で見込み客が登録したその瞬間に、自動的にステップメールを送る方法もあります。マイスピーとFacebookリード獲得広告を連携させることで、それが可能になります。

「鉄は熱いうちに打て」。登録してくれた見込み客が興味を失わないうちに、必要な情報をすばやく届けることで、反応率が上がり、成約にもつながりやすくなります。

Facebookリード獲得広告との連携機能が使える、マイスピーのスタンダードプランとマッハプランについては、下記リンクのページをご確認ください。