Q. マイスピーの上位版には、スタンダードプラン(旧称:VIPプラン)とマッハプラン(旧称:高速プラン)がありますが、何が違うのでしょうか。
スタンダードプランとマッハプランは、使える機能としては同じですが、
違いはサーバーのスペックにあります。
スペックが違うと、操作の体感速度や、配信速度にも違いがでます。
スタンダードプランでは、システムを動かすサーバーに
仮想サーバー(VPS)を使用しています。
VPSは、仮想的に1台のサーバーとして使えるため、
IPアドレスやドメインは、
アカウント毎に1つ占有することができますが、
物理的なサーバーとしては、実は複数の人間が使用していることになるため、
1台の物理サーバー(CPU)を複数の仮想サーバーが利用することになり、
処理速度が遅いというデメリットがあります。
が、その分、安く1台の(仮想的な)サーバーを使えます。
パーソナルプランやスタンダードプランで、
IPアドレスやドメインを占有して使えるのにもかかわらず、
これだけ低価格で提供できるのには、
VPSという低価格で使えるサーバーがあるためです。
一方、マッハプランでは、
物理的にも1台のサーバーを1人で占有できる専用サーバーを使います。
他の人が使ったりすることもなく、
余計な負荷がかからないため、
CPUの処理も早くて安定しています。
さらに、メモリも16GBまで使えるハイスペックサーバーを使用しますので、
データベースの性能を十分に発揮できます。
その代わり、毎月のサーバー費用と初期費用もVPSに比べて大幅に上がります。
そのような違いから、
目安としては、
読者数が3万人以上で、資金的に余裕がある場合は、
マッハプランがお勧めです。
読者数が3万人以上を超えてくると、
スタンダードプランのサーバーでは、
ユーザー検索したり、
メール配信する際の読者一覧の表示や、絞り込みなど、
1つ1つの動作に時間がかかるようになってきます。
配信速度についても、
スタンダードプランやパーソナルプランのサーバーでは、
理論的には1分あたり1000通までの配信が許可されていますが、
実質は、それだけの速度がでないことがしばしばあります。
かたや、マッハプランのサーバーでは、
メモリやCPUの面で十分なスペックを備えているため、
読者数が10万人20万人になっても高速に操作が行えます。
これまでに、マッハプランにアップグレード変更された方もいますが、
「サクサク操作できていいですね~」
という感想もいただいています。
読者数が多くて、1つ1つの操作にストレスを感じている方は、
やはり、マッハプランがおすすめです。
なお、配信速度についても違いが出てきます。
初期設定では、
どちらのプランも1分あたり1000通までを上限としていますが、
スタンダードプランやパーソナルプランのサーバーでは、処理速度が追い付かないことがあり、
実質は、1分あたり数百通程度(最速でも、10万通配信するのに8~12時間程度)が目安となります。
※そのときの負荷状況によって、配信速度もまちまちになります
※配信スタンドのみプランでは、さらに配信速度は落ちやすくなります。
マッハプランの場合は、配信速度も安定しています。
最大で、1分あたり約1000通程度送れますので、
1分あたり約6万通近くを配信することができます。
また、必要に応じて、さらに上限を上げることも可能です。
(サポートまでご依頼いただければ設定変更いたします。)
しかし、読者数が多くても、
配信速度調整機能を使って(1分間の配信数上限を調整できる機能があります)、
1分あたり100通程度に抑えていただいたほうが到達率は高くなります。
(つまり、急ぎではない内容であれば、1日じっくり時間をかけて配信するほうが好ましいです。)
そこで、高速に配信が必要な場合は、
高速分散配信ブースターオプションがあります。
既存のマイスピーに、配信サーバーを5台、10台、20台と追加していくことができます。
高速に配信しても、受信者(メールプロバイダ)側で、ブロックされにくくなり、到達率を安定させることができます。