先日、独自(自社)アフィリエイトセンターでアフィリエイトキャンペーン(プロダクトローンチ)を運営している方から

「gmailで迷惑フォルダにメールが振り分けられるようになってしまったのですが・・・」

という相談を受けたのですが、

アフィリエイトセンターを運営している場合、
到達率が落ちる理由が増えるため、注意が必要です。

「キャンペーン当初は、きちんとメールが届いていたのに、
キャンペーンが始まってから、届かなくなった」
というケースです。

gmailの迷惑メール判定は、
google独自のアルゴリズムで判定されています。

googleがそれぞれのメールサーバー(SMTP)やドメインの評価基準を持っていて、
使っているドメインやメールサーバーの評価が低くなってしまうと、
迷惑フォルダに振り分けられやすくなるということになります。

どのような要因で、
使っているドメインやメールサーバーの評価が低くなってしまうのかというと、

特に、無料オファーのオプトインアフィリエイトのキャンペーンを行っている場合、
不正にメールアドレスの登録を行って、
報酬を不正に取得しようとするアフィリエイターがいることが原因の1つになります。

メールアドレスを登録するだけで
1件500円~1000円の紹介報酬(フィー)がもらえる
というオプトインアフィリエイトが流行っていますが、

この仕組みを悪用して、
他人のメールアドレスを勝手に登録して、
自分の成果にしてしまおうという悪さをするアフィリエイターが少なからずいます。

このようなケースの不正は、
きちんとチェックすればわかるので、
成果は無効にされて徒労に終わることが多いのですが、

メールアドレスを勝手に登録されたメールアドレスの持ち主のほうは、
知らない人から「登録ありがとうございました」というメールが来るわけですから、
メールの送信者は、迷惑メール通報をされてしまうことになってしまいます。

結果として、メール配信スタンドが汚れてしまい、
評価が落ちてメールが届きにくくなってしまうことになります。

少しでも不正を早く発見して対処できるよう、
迷惑メール通報を運営側が受け取った場合は、
すぐにその紹介者が不正をしていないかチェックして、
迷惑行為を止めるように対処していくのがベターです。

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■もうひとつの可能性

アフィリエイターが不正をしていなくても、
LP(登録ページ)に記載している内容と、
メールの差出人名や件名がかけ離れている場合、

フォーム登録後に送られる自動返信メール、ステップメールで、

「知らない人からメールが送られてきた!」

と思われてしまうことが少なからずあるようです。

登録ページには、
下記のような文言を記載しておくと効果的です。

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この後、○○(名前、メールアドレス)から、メールを送りますので、
迷惑メールに振り分けられないようにチェックしてください。

もし迷惑メールに振り分けられてしまっていた場合は
「迷惑メールでない」ボタンと、
「重要」マークを
クリックしていただくと、
私からのメールがきちんと届くようになります。
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gmailの「迷惑メールではない」ボタンと「重要」ボタン

最終的に重要なのは、

「迷惑メールである」ボタンを押されないようにして、
「迷惑メールでない」ボタンを押してもらうようにすること

これで、到達率が良い状態が保たれやすくなります。

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■補足:配信解除リンクはどれを使うべきか?

メールに記載する配信解除(購読停止)リンクには、
いくつかの種類があります。

1)ワンクリックで解除できるもの

2)確認画面を表示したのち、もう1クリック(合わせて2クリック)で解除できるもの

3)メールアドレスを入力してから解除できるもの

4)メールで「配信解除希望」と返信する方法

1または2のワンクリック、2クリックで簡単に解除できるものを使用するのがおすすめです。

3のメールアドレスを入力して解除申請をするタイプのものは、
メールアドレスをいちいち入力するのは面倒ですし、
メールを転送している場合などで、どのメールアドレスを入力したらよいかがわからない場合に解除できないことがあるためです。

また、メールアドレスを入力すると、
何か別のなにかに登録されてしまうのではないかという懸念もあり、入力に抵抗があります。

結果として、解除するよりも「迷惑メールである」ボタンをクリックするほうが楽なので、
「迷惑メールである」ボタンをクリックされてしまいやすくなってしまいます。

細かいことですが、細かいことの積み重ねで到達率は上がるか下がるか、明暗が分かれてきます。

配信者のマナーだと思って、改善できることは改善していきましょう。

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